福岡で部屋探しをした話

転職に伴い、東京から福岡へ移住することとなった。

転職に関する話は下記のエントリーを読んでいただきたい。

超ホワイト企業を退職する話 - shujitの日記

 

今回は、移住のため福岡で家探しをした体験談についてつらつら書いていきたいと思う。

 

  1. 前準備はSUUMO
  2. 人のつてを頼る
  3. 時間の許す限り内覧する

 

遠距離の転居となると、引越し手配や現住居の退去などの調整があるので、引越し先の確定はかなり早めにしておくのが精神衛生上良いかと思う。

さらに、内覧するのに現地に飛ぶというのも何回もできる話ではないので、数日がかりでまとめて行うことになろうかと思う。

 

今回の家探しは、諸々の調整にゆとりをもたせるため、転居予定日の1ヶ月前に決めることを目標に行った。

ちなみに、転居予定日は入社日の1週間前を目標とした。

 

結論から言うと、下記3点があったため無事完了しそうである。

  • 有休消化期間が1ヶ月半あった
  • 人のつてを頼ることが出来た
  • 引越しは転職先のサポートを得ることができた

 

まずは、内覧のため現地に飛ぶ飛行機を手配した。

飛行機の手配は早くすればするほど価格を抑えられる傾向にあるので、予定の設定次第すぐに行うことをオススメする。

内覧予定の1ヶ月前に手配したので、転居予定の2ヶ月以上前にチケットを購入したことになる。

こんな芸当は、入社日までしばらく間を置いてくれる会社である事だから出来ることかなと思う。

もちろん退職前に有休消化をさせてくれる会社であったことも大きい。

 

チケット手配の後は、少しでも確度を上げるためにひたすら家探しである。

気になる物件をリストアップしスクリーニングする作業を何度か行う。

リストアップしたら、現地に飛ぶ一週間前に不動産会社にリストとともにアポイントをとる。

今回、転職先のグループ会社に不動産を扱う会社があったため、そちらを人事部の方から推薦いただいた。

妻が同県出身とはいえ、この地域には土地勘がほぼないため、この点は非常に安心感があった。

(物件の提案ははっきり言って消極的だったのが残念ではあったが、希望の条件を満たした物件の手持ちが偶然無くなってしまっていた、と語っていた)

 

今回は、4日間の予定で現地入りし内覧した。

1日目は、前出の不動産会社に、こちらでリストアップした物件へつれていってもらった。

リストのうち何軒かはすでに申し込み済みとのこと、さらには気に入った物件があったがちょうど申し込みが入ったとのことだった。

1日目は文字通り収穫もなく終わってしまった。

 

次の日は上記不動産以外に飛び込みで入ってみようという話になっていたので、評判の良い不動産会社

を検索しながら滞在先に移動した。

ちなみに、googleの検索からレビューを参考にして探していたのだが、その不動産だけに評価を入れているレビュアーだらけの所は怪しみ溢れるので外した。

また、両親から会社名の近くに記載された番号が若いところは避けろと言われていたので、そういう所も除外した。

この番号は、宅地建物取引の免許番号と言って、5年ごとに更新するのだが更新のたびに1ずつインクリメントされる。

つまり、3であれば11年目以上ということになる。

地域拡大や事業承継の法人化などでリセットされるので目安でしかないが、少なくとも番号が大きければそれだけ業務を続けてきているということになる。

 

2日目は、結局いくつかあった某大手不動産会社の中からレビューの高かった1件に入った。

希望条件をヒアリングの上、いくつか提案してくれた。

だが、正直言って全くの期待外れであった。

特に、予算の上限を1万〜2万超えるものばかりを持ってくることには参った。

予算について再度確認してもやっぱり同じ価格帯の物件を持ってくる。

結局、その中で比較的マッチ度の高い(予算はオーバーだが)一軒の内覧を翌日行うという話にして店を出た。

 

その日は、妻の妹夫妻と昼の食事をすることとなっていたため、その際に状況が芳しくないことを話すと、以前お世話になった不動産屋を紹介してくれるとのことになった。

電話でアポを取ってもらって、食事の後少し休憩をとって向かった。

 

そこは、所謂大手ではなくて町の不動産屋さんといった感じで、年配の女性の方が一人で業務をしているようだった。

なんでも、旦那さんが先日お亡くなりになって、1人で続けているとのこと。

先述の免許番号は14だったが、事業承継のためリセットされたのだと話していた。

それでも、現地でのネームバリューはかなりのものらしく、一旦は畳むつもりであったが同業の方に諭されて続けることにしたらしい。

 

提案の方は、かなり幅広目で提案してくれる。

地域を変え築年数を変え間取りを変え、こちらの反応を見ながら、薦めるところは薦め引くところは引くと言った感じで、内覧先を4個選んでくれた。

寄り添ってくれる感じが居心地が良い。

リストアップした物件に連れて行ってもらい、順位づけをする。

その日は、及第点と言える物件を一つ見つけることができた。

次の日も、エリアを変えて探してみましょうという話にして解散した。

 

3日目、更に5件をリストアップし連れて行ってもらう。

昨日見つけたところより若干良い所があった。

とは言え、満点ではないので事務所に戻って再度リストアップする。

さらに4件ほど内覧に連れて行ってもらい、既出の物件よりもマッチするところがない事を確認し、4日目は予備日としていたことと多少疲れが出てきていたこともあり、一番良い評価の物件で話を進めてもらうことにして家探しを完了することにした。

 

あとは、引越し業者との調整であったが転職先にこれまた物流を業務としている会社があったためそちらをお薦めいただいた。

費用も出していただけるとのことで、様々な業者に相見積もりを取って交渉調整するといった手続きが不要となったので非常に助かった。

日程もこちらの希望通りの日程で調整してもらえたため、これまた飛行機の手配をスムーズに出来た。

 

後は、当日を待つばかりである。

長距離の転居経験は初めてであるが、偶然のような人の繋がりで無事に終えることができそうだ。

改めて、前職や転職先、妻の御親類、周りの人の助けで今自分が健在していることを感じる出来事だった。

これからのアウトプットで直接、間接的に恩返ししていきたい。