ビジネスサイドの人間もデータベースの正規化くらいできないとダメ

システム屋と言えどもビジネスについて多少なり知識を持っていなくてはいけない。

そんな話を聞いたことがないSEはいないんじゃないだろうか。

 

この間も、IT部門であってもビジネスマンとしてB/S、P/Lぐらいは読めんといかん。

というお言葉をちらっと耳にした。

ビジネスとシステム部門の現場レベルで、共通の知識があれば翻訳する手間が要らず、共通のゴールに向けてスピーディに物事を進められるし、

ビジネスの課題に直結した解決案などがシステム部門から上がってくることも期待できるので、仰ることもごもっともであると思っている。

デメリットは、システムがビジネスに忖度しすぎる恐れが出てくる、くらいか。

 

私は前々職で新規事業の開発プロデューサー的役割を任せていただいていたので、

ミッション遂行のための学習の一環として、中小企業診断士の資格を勉強しており、多少なりB/SもP/Lもキャッシュフロー計算書も読める。

退職後に資格を取得し、5社程度ではあるがコンサルを行なったこともあるので、課題の発見から具体的改善施策の提案までの経験があるエンジニアである。

 

そういった経験があると、どうしてそれをやりたいのかの理解を手助けしてくれるので、阿吽の呼吸で進められるし、逆提案をすることも可能になるので非常に楽しくエンジニアリングが出来る。

 

だが、ここで声を大にして言いたいのは、その逆もまた然りであるということだ。

ビジネスの人間もシステムの知識を持って欲しい。

ExcelやWordが使えるとか、CTRL+Cでコピー出来るとか、F7キーでカタカナ変換できるとかいうのではなく、

掲題の通りデータベースの正規化が出来るとか、2つの表を繋げるクエリが書けるとか、アジャイル開発とはなんたるかを語れるとか、インタプリタとコンパイラの言語の違いを知ってるとか、そういう奴だ。

 

先出の資格の1次試験問題の過去問をパラパラと見て欲しい。

それくらいのレベル感だということがお分かりいただけると思う。

(以前はHDDのシーク時間がどうとかいう誰得問題もあった。今はSSDばっかりなので出ないと思う。)

それくらい歩み寄らなければフェアじゃないと思う。

やっぱり気持ちよく仕事したいよね。こちらからは以上です。